2014年6月3日火曜日

膵癌 告知の日

恐れていた告知の日、

心配と不安で、吐き気が止まらなかった日。



母にどんな風に告知するか、

主治医には細かい細かい台本を。。笑



・膵臓癌である事は伝えても、癌のステージについては絶対言わない事。

・“手術ができない”という表現はしない事。

・抗がん剤は(私達家族が)拒否。最初から「放射線治療」を勧めて欲しい。
 これを受けることで、“治療している”という安心感を与えて欲しい。

・治る、治らない、は関係ない。意味がなくても受けさせて欲しい。

・どんなに嘘を重ねても、本人の気力を守るのが最優先。




なんて、好き勝手な家族なんでしょう。笑


複雑な表情で聞くも、
何とか私達の希望を受け入れて下さった先生に感謝、。

母の状態で、抗がん剤を投与せず、放射線治療のみ受ける事自体、
イレギュラーなんだとか。。
(放射線治療は痛みの緩和に使う事がほとんどで、「治療」ではないとの事。)

でも正直そんなの関係ありません。
イレギュラーであろうと、母の気力を守りたい。

でも相手は専門家です。
放射線科の先生から、「照射する意味ないよー」とバッサリ切られちゃったら、
主治医(消化器内科の先生)にはどうすることもできないんだとか。。
(後は、先生が周りのドクターからの目を気にせず、
よっぽどアホゥなお医者さんを演じてくれれば、通る事もあるかも・・・苦笑)



ちなみに主治医が勧める方法はこちら、
・抗がん剤のみ(抗がん剤で治るわけではなく、延命措置として。
もちろん、癌の種類や進行具合にも寄るんでしょうけど。)

西洋医学治療では、
癌の治療は、手術で摘出するのが一番。
それが難しい場合は「抗がん剤」のみか、もしくは「抗がん剤」+「放射線」
それだけ、との事。





母抜きで、先生と打ち合わせする事さえも、
母にたくさんの小さな嘘を重ねて乗り切り、
口裏合わせばかりする日々に、少し心も疲れたりして、。
それでちょっとイライラしたりもして。

限界というラインがあるのかないのか、
私も父も、ただひたすら耐える毎日でした。




先生から母への病名告知は、
私達のシナリオに沿って(笑)、慎重に、丁寧に、
病名も口には出さず、紙に書いて「このご病気が考えられるかなぁ」と、
実にやんわり表現して下さって、
本当に、本当に、感謝しています。

ドクターのプライドを一旦仕舞い込んで、
素人が言う“やり方”に協力して下さったんですから。
全く先生も面倒な家族に捕まったもんです・・・笑
(いやいや、本来は患者側にも治療法を選ぶ権利があると思ってますけどね。)


お陰で、母も心配していた程落ち込む事なく、
(もちろんショックだったでしょうけど、。)

「受け入れなしゃーない」と男前発言も健在で、
「おはぎ食べたい」と、食い意地も健在でございました。笑





冷えとりCharmとしては、体を冷やす治療は受けず、
本当は「冷えとり」だけで見守りたいところですが、
母にそれを理解してもらうのはあまりにハードルが高すぎると思うのです。。

どうか、放射線治療を無事受けられますように、。



そしてここから、
新たにヒヤヒヤさせらるのです。。




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