2014年5月12日月曜日

膵臓癌発覚。黄疸で入院。

2014年4月28日、母入院。


重い身体をなんとか起こして検査に来ると、
検査前にも関わらず、医師から、
「今日このまま入院してもらうかも。」と言われました。

既に黄疸が出ていたのです。
前日までそうではなかったので、入院当日から、だったのかもしれません。

そして入院を決定付けた最大の症状は、
『白い便が出た』という事。



黄疸が出て、白い便が出るということは、
胆汁が何かしらの原因により流れなくなっている証拠なんだそうです。
(本来は胆汁の黄色が、あの便の色になるんですって。勉強になったわぁ。。)

母の場合は、
肝臓で作られた胆汁(消化液)が、
胆管で詰まり、十二指腸へうまく流れていない事が原因でした。


どうして胆管で詰まっているのか?




膵癌です。



膵癌による腫瘍が胆管を圧迫しているから。


腫瘍の場所は膵臓頭部。
病理検査結果とCT等の消化器内科専門医の診断結果は、
・クラスⅣ(Ⅴで癌と確定)
・ステージⅣ


母の症状は、
・吐き気(嘔吐はありません)
・背中やみぞおち辺りの不快感
・その不快感による睡眠不足
・食欲はあるがすぐに満腹になって量が食べられない
・そのため体重も激減

体重は2週間程で急激に5kg以上落ちました。
入院当日は本当にフラフラ、。






胆汁値を示すビリルビンの数値は、
正常値が1であるのに対して、母は9。
白い便と、茶褐色の尿が出るように。

これまでポツポツと貰っていた、
胃の不快感をやわらげるお薬の副作用にも、黄疸の表記がありましたが、
主治医曰く、副作用で出る数値レベルではない、との事。



ショックを受ける私達に、
容赦なく検査のフルコースが容易され、

母は、初めてのERCP(内視鏡的逆行性胆管膵管造形)を受ける事になりました。

細くなっている胆管に、「ステント(胆管の中に通して開く処置)」を入れてもらい
翌日には、ビリルビン値は9から5へ。
その後順調に下がり、今ではほぼ正常値に戻りました。





“黄疸が出る”というと、
私のような素人は、まず「末期」を想像します。

自分の心臓が行方不明になった瞬間。

末期の膵癌。
手術は不可能。
余命は・・・抗癌剤治療をして8ヶ月。しなければ・・・それ以下。



もうこのまま家には帰ってこられないんじゃないかと、
強烈に不快な胸騒ぎがして、とても恐ろしかった28日。

忘れない、きっとこの先も。
あの日眺めた病室からの外の景色も、
初めて見た母の車椅子姿も、点滴を繋ぎ横たわる姿も。




これから始まる、
私達家族の、覚悟の闘病。

命と向き合う。

命から絶対逃げない、

必ず助けてみせる。



魔法なんかじゃない、
奇跡なんかじゃない、
「これが本当の体の力。」
それを証明してみせる。


本当の冷えとり法、始めます。




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